【保存版】後悔しない床材の選び方ガイド

床材選びで失敗したくない方必見!各種床材のメリット・デメリットを比較し、あなたの暮らしに最適な床材が見つかる完全ガイド。プロの視点を交えた選び方のポイントを詳しく解説します。
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1. 床材の種類と特徴

1-1. フローリングのメリットとデメリット

フローリングは、多くの家庭で採用されており、皆様にとって非常に馴染み深い建材ではないでしょうか。フローリングの分類は大きく《単層フローリング》と《複合フローリング》の2種類に分けられます。《単層》はその名の通り、層が重なっていない天然木のことを指します。また《複合フローリング》にはさらなる分類があり、[挽き板(ひきいた)][突き板(つきいた)][ラミネート][シート]と4種類に分かれています。一言でフローリングと言っても、それぞれの床材で特徴が異なり、メリットやデメリットも違います。下の一覧表をご覧ください。

フローリング比較表

上の表の内容をもとに、それぞれの特徴を下にまとめました。

無垢
フローリング

  • 天然素材ならではの美しい木目があり、長く使うほどに味わいが増す経年変化を楽しめる。
  • 優れた調湿性能と断熱性を持ち、快適な室内環境を実現できる。
  • 傷がついても研磨による再生が数回程度は可能。また生産における化学物質が発生しない。
  • メンテナンスの手間や費用がかかり、定期的なワックスがけ等、ケアが必須。
  • 一般的な合板フローリングと比べて初期費用が高額。
  • 温度や湿度の変化による反りや膨張・収縮が起こりやすく、水にも弱い特徴もある。

挽き板
フローリング

  • 無垢材よりも価格が抑えられ、コストパフォーマンスに優れている。
  • 表面は天然木なので、自然な木目を楽しむことができる。
  • 下地の合板により反りや狂いが少なく、安定性が高い。
  • 表面の木材は2mm~3mmと薄いため、研磨による再生回数には限りがある。
  • 無垢材と比べると調湿性能や断熱性が劣る。
  • 天然木の厚みが薄いため、本物の木の質感や重厚感が無垢材より劣る。

ラミネート
フローリング

  • 耐傷性・耐摩耗性に優れ、日常的な傷つきに強い特徴がある。
  • お手入れが簡単で、水拭きも可能なためメンテナンスの手間が少なくて済む。
  • ブランド製品では、精緻な印刷及びラミネート技術により無垢材や挽き板に匹敵する美しい木目を実現。
  • 製品の品質やブランドによって価格帯に大きな幅があり、高級ラミネートの場合は挽き板と同等程度か、それ以上の費用がかかることも。
  • 表面が傷ついた場合、無垢材のように研磨での再生は不可能。
  • 木目が再現されているものでも、足触りは人工的で天然木材特有の温かみは得られない。

突き板
フローリング

  • 挽き板よりもさらに薄い、スライス状の天然木を使用するため、価格を抑えることができる。
  • 基材の合板により、反りや狂いが少なく、寸法安定性に優れている。
  • 天然木を使用しているため、自然な木目を楽しむことができる。
  • 表面の木材が極めて薄い(0.2mm程度)ため、傷がついた場合の研磨による補修は不可能。
  • 挽き板や無垢材と比べると、調湿性能や断熱性が著しく劣る。
  • 表面の木材が非常に薄いため、本物の木の質感や重厚感はほとんど感じられない。

シート
フローリング

  • フローリング材の中で最も価格を抑えることができる。
  • 表面の耐水性が高く、水回りでも使用できるほか、日常的なお手入れも簡単。
  • 基材の合板により、反りや狂いが少なく、寸法安定性に優れている。
  • 表面は耐水性が高いが、フローリングの継ぎ目やからは水が浸入してしまう可能性がある。キズがあった場合も同様に水が入り膨張する。
  • プリント模様のため人工的な印象が強く、木の質感や温かみは全く感じられない。
  • 熱や紫外線による劣化があるため、長期使用では色褪せや変色の可能性がある。

1-2. カーペット床のメリットとデメリット

CARPET FLOOR
  • 柔らかくて暖かい感触が特徴。特に冬場は快適。
  • 防音効果が高く、足音や物音を軽減できる。
  • 転倒時の衝撃を吸収するため、小さなお子様やご高齢者がいる家庭に適している。
  • 汚れやダニなど、アレルゲンがたまりやすく、定期的な掃除やクリーニングが必須。
  • 液体をこぼした際にはシミになりやすい。

1-3.タイル床のメリットとデメリット

  • 耐久性が高い。
  • 耐水性に優れているため、水回りや玄関に適した床材。
  • 汚れやシミが付きにくく、掃除が簡単。
  • デザインのバリエーションが豊富。インテリアに合わせて選択できる。
  • 硬く冷たい感触のため、素足で歩くのには適さない。
  • 衝撃が加わると割れやすい。
TILE FLOOR

1-4. ビニール床のメリットとデメリット

VINYL FLOOR
  • 総合的な意味でコスパが良いものが多い。
  • 耐水性に優れているため、水回りにも適している。
  • 汚れやシミが付きにくく、掃除が簡単。
  • デザインのバリエーションが豊富。リアルな木目調や石目調も選べる。
  • 既存の床材に上張りできるタイプもある。
  • 天然素材と比較すると見た目や質感が劣るものもある。(サンプルでの比較・検討がおすすめ)
  • リアルな質感のものは価格が高い傾向にある。品質により価格の幅が非常に広い。
  • 長期間使用により色褪せなどの劣化が生じる可能性あり。

2. 床材選びの判断基準

2-1 ライフスタイルに合った床材の選び方

Does it fit your lifestyle?

床材選びの第一歩は、家族構成や生活スタイルに合った床材を選ぶことです。

例えば、小さな子供がいる家庭では、柔らかくて衝撃を吸収する床材が適していると言われていますが、アレルギーを持っているお子様も多くなっているため、その部分の考慮は必要です。

ペットを飼っている家庭では、耐久性が高くて傷が付きにくい床材や耐水性が高い床材が適しています。滑り対策が必要なペットの場合は滑りにくい材質の床材や、そうした加工が施されている床材も視野に入れていただくと良いでしょう。

また、家事が忙しい家庭では、掃除が楽な床材がおすすめです。

2-2. 耐久性やメンテナンス性の比較

床材の耐久性とメンテナンス性は、長期的な使用を考える上で非常に重要な要素です。

前述のように、耐久性が高く、メンテナンスが殆ど必要ないものから、かなりメンテナンスに気をつかわなければならないものまで、床材の種類によって差があります。

掃除もそうですが、メンテナンスに時間をかけなければならない床材の場合はその部分がストレスに感じられることもあるかもしれません。

「適材適所」で、部屋や用途ごとに床材を変更する方法もあります。

Durability & Maintainability

2-3. コストパフォーマンスを考慮した選択

How about cost performance

床材選びでは、初期費用だけでなく、長期間使用する中でのコストパフォーマンスも考慮する必要があります。

例えば初期費用がある程度高いものでも、耐久性が高いものを選べば、長期間使用することでコストパフォーマンスが向上していきます。

日のあたる場所で使用する床材は日光による経年劣化の少ないものを選べば、長く使い続けることができるでしょう。

逆に初期費用が低いものでも、耐久性のあまりない製品の場合は頻繁に交換が必要になることがあります。

初期費用やメンテナンス費用(維持費)、手間がかからず楽なのかどうかなどを総合的に考慮して選ぶことが満足できる結果につながるはずです。

2-4. デザイン性とインテリアへの影響

床材のデザイン性も重要な要素です。

フローリングは木材の柄や色により様々なインテリアスタイルにマッチするため、好みのスタイルの実現が可能です。

タイル床は多様なデザインがあり、モダンなインテリアにもマッチします。

ビニール床は、木目調や石目調など、かなりリアルに再現されたデザインも発売されており、同じ製品であれば張り分けが簡単に行えます。

カーペット床も色や柄のバリエーションが豊富で、部屋の雰囲気を柔らかくします。

床は部屋において占める部分が大きいため、選ぶ床材によって部屋全体の印象が大きく変わります。自分のインテリアスタイルに合った床材を選ぶことが大切です。

Design and Impact on the interior

2-5. 環境に優しい床材の選択

環境に配慮した床材選びも重要です。

製造工程で十分な環境配慮がなされている床材を選べば、環境に優しい選択となります。

また、再生された素材で作られている製品や、低VOC(揮発性有機化合物)を使用した床材をぜひ検討してください。

環境に優しい床材を選ぶことで、地球環境を守るだけでなく、家族の健康にも配慮することができます。

The Environmentally friendly choice

3. 床材選びで注意したい、その他のポイント

3-1. 防音効果について

Soundproofing effects

床材選びでは、防音効果も考慮する必要があります。

1980年代頃までマンションの床材に多くカーペット床が採用されていた理由の一つに、防音効果が高いということがありました。足音や物音を軽減できるため、マンションやアパートでも安心して使用できます。また防音室の床としてもカーペットはおすすめです。

フローリングの場合は防音性能をフローリングで担保するのか、それとも二重床など別のもので担保できるのかなどにも注意する必要があります。

3-2. 湿気やカビの対策

湿気やカビへの対策も重要です。

特に水回りや湿気が多い場所では、耐水性や防カビ性のある床材を選びましょう。

タイル床やビニール床は耐水性が高く、湿気に強いため、水回りに適しています。

一方、フローリングやカーペット床は湿気に弱い製品が多いため、適切な換気や除湿が必要です。

また、防カビ加工が施された床材を選ぶことで、カビの発生を防ぐことができます。

Moisture and Mold control

3-3. 床暖房との相性や保温性能について

To heat the floor…

フローリングやカーペット床は保温性能が高く、タイル床やビニール床は保温性能が低いという特徴があります。

冬場の気温が低いエリアなどでは特に床暖房を導入することで快適な室温を保つことが可能ですが、床暖房を設置する場合は床材との相性を確認することが重要です。

フローリングやタイル床は床暖房との相性が良く、効率的に暖かさを感じることができます。

一方、カーペット床は床暖房の効果を感じにくくなることがあります。

床暖房を導入する際は、床材の選択に注意し、相性の良いものを選ぶことが大切です。

4. おすすめの床材

4-1. 一番人気の床材とは

Most Popular

現在、一番人気の床材はフローリングです。

フローリングは自然な質感と温かみを持ち合わせているところや、様々なインテリアスタイルとマッチするところなどが評価されており、多くの家庭で採用されています。

また、耐久性が高いものを選択したり、適切なメンテナンスを施していくことで、長期間の使用が可能です。

長期間使用することで、コストパフォーマンスを向上させることができ、さらに環境負荷の軽減にもつながります。

4-2. 専門家がすすめる床材

Experts Recommend

専門家がおすすめする床材は、PERGOラミネートフロアです。PERGOラミネートフロアは、高い耐久性を持ち、傷や凹み、汚れに強いため、ペットや小さなお子様がいる家庭にも適しています。

また、製造工程で十分な環境配慮がなされており、環境に優しい選択となります。

さらに、デザインも豊富で、さまざまなインテリアスタイルにマッチすることでしょう。

4-3. ユーザーの評価が高い床材

Higly Rated

ユーザーの評価が高い床材には、ビニール床があります。

ビニール床は、コストパフォーマンスとメンテナンスの簡便さから、多くのユーザーに支持されています。

また、デザインのバリエーションが豊富で、リアルな木目調や石目調なども選べます。

耐水性や耐久性にも優れているため、水回りやキッチンにも適しています。

PERGOの新しいLVT Rigid は厚みが4mmと非常に薄く、リフォームに最適な床材です。*現在の床材を剥がすことなく重ねて張ることが可能で、既存フロアの撤去費用を抑えることができます。(*施工範囲の下地状況によっては、重ね張りができない場合もございます。)

ここまでお付き合いいただき、誠にありがとうございます。

あなたの床材選びが楽しく後悔のないものになるよう、少しでもお役に立てましたら嬉しいです♪

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